いつもライフスタジオ京都桂店のコラムをご覧いただきありがとうございます。このコラムでは、巷で噂されている【京都市の近隣でファミリーが住みやすい場所ってどこ？】の真相についてご説明したいと思います。
2020年の国勢調査や住民基本台帳人口統計に基づくと、京都市では少子化の影響で幼児（1歳児を含む）の人口は減少傾向にあります。京都市における1歳児の人口が減少している主な理由は、以下のような全国的な少子化と地域固有の要因に関係しています
なぜ京都市は人口が減少しているのか？
1. 少子化の進行
日本全体で出生率の低下が進んでおり、京都市も例外ではありません。若い世代の結婚・出産年齢の上昇や、経済的な理由で子供を持つことを控える傾向が強まっています。
2. 若者の都市部流出
京都市では、特に若者や子育て世代が市外や近隣の都市圏に流出する傾向が見られます。これにより、子育て世代の減少が出生数に直接影響しています。高い住宅コストや保育施設の不足、就職の機会が限られていることも要因の一部です (東洋経済オンライン)。
3. ライフスタイルの変化
現代のライフスタイルの変化により、結婚や出産を先延ばしにする傾向が見られます。特に都市部では、キャリアを重視したり、結婚や子育てに関して慎重な選択をする人が増えています。
4. 経済的負担
子育てにかかる費用の増加や住宅価格の高騰、教育費などが若い世代にとって大きな負担となり、これが出生率の低下につながっています。特に京都市のような観光地や大学都市では、経済面でのプレッシャーが大きい傾向にあります。
5. 都市構造の変化
観光業や高齢化に伴い、京都市内での若い世代向けの住宅やサービスが減少していることも、子育て世代の流出を加速させる要因の一つです。
こうした要因が重なり合い、1歳児を含む子供の人口が減少する結果につながっています。
京都市の近隣地域でファミリー層が増加している場所は、京都市の中心部に比べて住宅価格が安く、住環境が整っているエリアが多いです。特に以下の地域が注目されています
京都市の近隣でファミリーが住みやすい地域６選
1. 宇治市
京都市の南に位置する宇治市は、ファミリー層に人気のエリアです。宇治は自然豊かな環境と、歴史的な文化財が多い場所でありながら、京都市中心部へもアクセスしやすいという利点があります。住宅価格も京都市内に比べて手頃で、子育て世代が暮らしやすい環境が整っています。保育園や学校も充実しており、静かな環境を求める家族に適した場所です。
2. 長岡京市
京都市の西に位置する長岡京市は、通勤や通学に便利な場所で、JRや阪急電鉄を利用して京都市や大阪市へのアクセスが良好です。ファミリー層に適した住宅地が広がり、静かな住宅街が多く、子育て環境も整備されています。公園や公共施設も充実しており、子供を育てやすいエリアとして注目されています。
3. 亀岡市
京都市の西にある亀岡市もファミリー層に人気です。自然が豊かで、京都市内の喧騒から離れた環境が特徴です。最近では、子育て支援や地域コミュニティの強化が進み、ファミリー層が移住するケースが増えています。また、京都市への通勤も可能で、田園風景の中で子供を育てることを望む家庭に好まれています。
4. 京田辺市
京田辺市は京都府南部に位置し、大阪府にも近いことから、通勤や通学に便利な場所です。近年、子育て世代を対象とした新しい住宅開発が進んでおり、家族での移住が増えています。京田辺市は教育環境が充実しており、学校の数も多く、自然に囲まれた環境でのびのびと子育てができる場所です。
5. 向日市
京都市に隣接する向日市もファミリー層が増えているエリアです。住宅地が広がり、ショッピング施設や公園が充実しているため、子育てに適した住環境が整っています。京都市や大阪市へのアクセスが良いため、通勤・通学も便利です。
6. 滋賀県大津市
京都市から電車で30分ほどの距離にある滋賀県大津市は、琵琶湖に面しており、自然豊かな環境が魅力です。住宅価格が比較的安く、広い土地を手に入れやすいことから、ファミリー層が増えています。特に、子育て支援が充実している点や、京都市や大阪市へのアクセスの良さから人気が高まっています。
これらの地域は、京都市内の利便性を享受しつつ、比較的安価で広い住宅や豊かな自然環境を求めるファミリー層に人気があります。また、これらの地域では、子育て支援策が積極的に導入されており、ファミリー層が安心して暮らせる環境が整えられています。
